クラモクホールディングス株式会社

代表あいさつ

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ごあいさつ

古来より森を守り、木を育て、木の家で木と共に暮らしてきた日本人。まさに日本の文化は木を大切にする文化だとも言えます。森の中で突然出会った大木に思わず手を合わせる。ふるさとの鎮守の杜でほっと心が休まるひと時を持つ。杉の障子に朝日が差し、部屋の中だけでなく心までもが温かい気持ちになったこと、ありますよね。ほんとうに、木の力とは自然の力。そして私たちの生活とはその自然の力をいただくことだと思います。

クラモクは明治40年の創業以来、このように私たちの生活とは切っても切れない関係にある「木」を扱ってきました。適切に管理された森林から得られる木材を利用すれば、時間を経て森林は再生し、次の世代も再び森から恵みを利用できるのです。再生可能な資源である木を扱うことを職としていること自体、私たちには大変有難いことであると感じています。

クラモクがこれまで一世紀にわたって積み重ねてきた知識と経験を元に、木に関わる様々な事柄を皆様にお伝えし、ご提案することで、それぞれの木が持つ温もりや個性を感じてもらうこと。そして木の良さを肌で感じて知っていただき、木と共にある心豊かな暮らしを送っていただくこと。一人でも多くの方に適切に木を利用していただくことで、結果として地球の森を荒廃から守り、地球温暖化防止の役に立つこと。このような願いをもって、私たちの仕事が持続可能な温かい社会作りの一助となることができるなら―。それが私たちの何よりの喜びです。

クラモクホールディングス株式会社 代表取締役会長大久保 憲作 クラモクホールディングス株式会社
代表取締役会長
大久保 憲作

"diversity, fairness, responsibility" 「多様・公正・責任」

近年、地球温暖化が原因と考えられる気象災害の頻発やコロナ禍等により、既存の社会の仕組みや価値観だけでなく、自然界における人間という存在のあり方がそのもの大きく問われていると感じています。

このような不安定な時代であるからこそ、当社は木という自然素材を扱う地域企業としての社会的責任を強く認識し、SDGsの中でも

  • 企業の社会的責任を果たす上で必要な行動規範(※下記参照)を定め、多様で公正な組織を目指す。特に、ジェンダー平等実現のため、働く人それぞれが自己実現できる舞台となる職場を作ることを目指し、従来の働き方の変革に引き続き率先して取り組むとともに、男性従業員も含めた育児休業取得等を推進する(SDGs目標3番、5番)。
  • 木材の販売や省エネルギー住宅の設計施工という事業活動を通し、持続可能な地域社会作りに対する責任を果たす(SDGs目標11番)。
  • 事業活動の結果生じる温室効果ガスの排出量を把握し、低減させる(SDGs目標13番)。

といった項目を重視し、具体的に取り組んでいます。こうした企業行動を通し、まずは身近な地域の皆様との安定した信頼関係を築いていきたいと願っています。

もちろん表面的な取組では持続可能な社会を実現させることはできません。当社は再生可能な資源である木材を長年扱ってきた会社として、自然を浪費することなく次世代に引き継ぐという大きな責任を負っています。その責務を果たすためにも、SDGsを企業行動の免罪符として利用した「SDGsウォッシュ」に陥らないよう、改めて謙遜の心を持ち自然の中での人類の存在というものを捉え直す必要があると認識しています。その上で、本質的な豊かさや心の平穏とはどういう状態なのかといった、社会にとって大切な問いに向き合い続けたいと考えています。

皆様のご指導ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

クラモクホールディングス株式会社 代表取締役社長 大久保 陽平 クラモクホールディングス株式会社
代表取締役社長
大久保 陽平

当社の行動規範

diversity

多様であること

歴史的にも、重要な進歩は多様な人材によって培われた文化により生み出されてきた。反対に、硬直化した組織は社会と経済の情勢の変化により淘汰されてきたのである。従ってクラモクグループは、多様なバックグラウンドを持ったメンバーで構成され、画一的、固定的な観念にとらわれることなく、常に新しい企業像を体現する集団であることを志向する。そしてクラモクグループのメンバーは、国内・業界内・社内のみで通用するような単一文化に基づく狭い常識が、我々の将来だけではなく地球の未来そのものを脅かすものになりうることを理解する。

fairness

公正さの追求

クラモクグループのメンバーは、そのバックグラウンド、年齢、ジェンダー、学歴、信仰、就業形態等により合理的な理由なく区別されない。社内における役職は、あくまで業務遂行上の役割の違いや責任分担の範囲を規定するために付与されるものであり、本来メンバー同士は人間として対等であることを忘れてはならない。個人の能力や感性が尊重される環境の中で、それぞれのメンバーがその個性に応じて業務の質の向上に貢献する組織であることを理想とする。そして、その結果生まれる実績や経験に対する評価が、限りなく公正なものになるよう常に内省する。

responsibility

社会的責任の自覚

クラモクグループのメンバーは、社内外のあらゆる業務や取引を遂行するにあたり、公正さと適正さを守る責任がある。また、自らの仕事が結果として顧客や取引先だけではなく家族・地域社会・自然といった各ステークホルダーに対する社会的責任と使命を果たすことにつながっていることを理解する。そして、個人の能力が発揮され、自己実現の舞台ともなりうる組織は、周囲や上司から一方的に与えられるものではなく、ともに作りあげる責務を我々一人一人が負っているということに気付かなくてはならない。それらは、「会社」人としての責任の認識を超えるものであり、真の「社会」人・市民としての責任の自覚である。